どうも、たいがーです。
みなさんは資産形成、どうしていますか。
貯金ですか?それとも株式投資ですか?
私は、貯金と株式投資が半々くらいです。
2020年から株式投資を始めたのですが、ずっと投資信託に毎月の積み立てと、働いている会社の持株だけでした。
2023年頃からETFというものに興味を持ち、米国のETFというものを買い、今でも少しずつ買い増しています。
そして最近では、国内株に興味を持ち始めました。
今までは国内株には触れてこなかったのですが、本書を読んだことでかなり国内株の魅力を知ることができました。
・株式を購入する際に見るべき所、指標
著者
長期株式投資さん
1977年熊本生まれ。日本の配当株メインの個人投資家。
2004年から株式投資を始め、新興市場にて個別銘柄を投資するもライブドアショックで痛すぎる損失を経験。
しかし2009年から大型配当株メインにスイッチし、以降は安定的に資産を増やし2023年の配当額は378万4014円、運用資産は1.5億を突破
2023年には長年勤めて会社を早期退職し配当を主な収入源として生活している。
本書の概要
1章では長期株式投資さんが年間200万円の配当金を得るまでの道のりを振り返っています。今でこそ配当金で生活できる長期株式投資さんですが、最初から順調だったわけではなく、7年間の含み損を抱えていた事もあったそうです。
2章ではリスク回避率を10倍上げる3つの投資指標を、3章では長期保有に適した銘柄を見抜く方法を3つの投資指標を使いながらわかりやすく説明してくれます。
また、投資を継続できる仕組み作りや、暴落時にはどうしたらいいのかの対策、暴落をチャンスに変える技術を学ぶ事ができます。
長期株式投資さんが長年投資をしてたどり着いた「死ぬまで持ちたい銘柄」や、もしもゼロから投資を始めるならどの様に進めていくか等、初心者にとって1番知りたいところを学ぶ事もできます。
はじめにでも書いてあるのですが、この1冊で必要最低限の知識を全て学ぶ事ができる本です。
本書を読んで得た気付き
リスク回避率を10倍上げる3つの投資指標
どの企業に投資するか決定する際に、定量的な判断材料持たずに感覚で投資をしていては、安定的な運用は期待できません。
本書で紹介する投資指標を学んで株式投資に臨めば、相場で生き残る確率は1%どころではなく、数十%は上がるでしょう。
初心者が最初に覚えておきたい投資指標は3つだけ。逆に言えば、その3つを覚えれば、あとはその解釈を深めていくだけで、投資技術は飛躍的に向上するそうです。
1. 配当利回り:1年間の配当によるリターンが、投資額の何%となるのか表した物。
2. 1株利益(EPS):1年間にその会社がいくら稼いでいるのか、1株あたりで表した物。
3. 株価収益率(PER):株価が1年間の利益の何倍になっているか表した物。
「配当利回りが高い=良い」というわけではない。
株は利回りが決まっているということではなく、1株当たりいくらの配当を出すかは会社が決めます。
例えば1円の配当を出すと決めた場合、配当が支払われるときに株価が100円なら、100円に対して1円なので、配当利回りは1%。
株価が50円なら50円に対して1円なので2%、200円なら200円に対して1円なので0.5%になります。
このように、配当利回りは一定ではなく株価が下がれば上昇し、株価が下がれば下落します。
会社の過去の配当金の支払い実績や業績を見て、今後の配当金を予想し、リターンがどのくらいになるという判断を行い投資を実行していきます。
最低でも過去5年間減配がないか、精度を上げるならリーマンショック時等の株価暴落時に減配しているかどうかを見るといい。
EPSで「稼ぐ銘柄」を見抜く
EPSは自分が買おうとしている銘柄が割安か割高かを読み解く上で重要な指標となります。
EPSが毎年どの様に変化しているかをチェックする事で、現在の株価が適正であるかどうかを判断する事ができる様になります。
EPSも最低過去5年の推移を見て投資判断を行うといい。
PERで「割安/割高」を見抜く
株価水準を考える上で重視され、低いほどに割安とされています。
一般的には15倍が適正と言われているので、10倍以下で割安、15倍を下回れば比較的適正、20倍以上は割高と、慣れるまではシンプルに考えて大丈夫だそうです。
PERはEPSを使って計算する事ができます。
PER=株価÷1株利益(EPS)
慣れてきたら…
業種によっては高いPERが許容されていたり、低いのが妥当という事もあるので、買いたい銘柄のPERを見るときは、同じ業種のPERの平均を見るといい。
また、PERの精度を上げたいときは、EPSを過去5年の平均で計算するとより良い。
暴落をピンチに変える
株式市場において、暴落は定期的に発生しています。
2006年のライブドアショック、2007年のサブプライム危機、2008年リーマンショック、2011年東日本大震災、2020年コロナショック等、株式投資の歴史を少し振り返っただけでも、暴落は不可避という事実が確認できます。
ぶ暴落への対処法について、長期株式投資さんの結論は、「技術的には、これまで本書で学んだ投資手法を用いて、暴落時であっても、そうでない場合と同じ様に投資を継続すれば、何ら問題はありません。」との事。
暴落や株価の下落は、長期投資化にとって資産形成のチャンスとなり、喜ばしい状況と考える事もできます。
その理由として、株価が下落すれば、以前よりも安く投資ができるからです。
業績や配当が安定している企業に投資できていれば、暴落時においても減配はめったにありません。
仮に減配されても株価の下落率よりも減配率が大きくなることは少なく多くの場合はこれまでよりも高い配当利回りで投資する事ができるようになります。
株価が低迷している期間が長くなればなるほど安く投資できる機会が増えます。
いずれ株価が戻った時には、インカムゲイン(配当金)の増加だけでなくキャピタルゲイン(資産が上昇による利益)という2つの恩恵を受け取ることができます。
最後に
日本に住んでいるのに日本株買ったことないな…買ってみようかな、せっかくなら高配当がいいな。と思い、本書を見つけました。
長期株式投資さんが実践している、日本株を購入する時に見る指標やその使い方をわかりやすく説明してくれています。
この記事で書かせていただいた気づきは、ほんの一部で、他にもたくさんの気づきや、学びがありました。
ぜひ株式投資に挑戦したい!興味があるという方は「オートモードで月18.5万円が入ってくる「高配当」株投資」読んでみてください!おすすめです。
私も本書でも説明されている1株投資で実際に少しづつ日本株を購入していて、先日1年間にもらえる配当金が50,000円を超えました!
暴落時(2024年8月5日や2025年4月7日)にも慌てることなく投資をすることができて、着実に資産を増やしていけてるのかな?なんて思っています。
これからも無理のない範囲で少しづつ資産を増やしていこうと思います。
他にも読書レビューやキャンプ、育児について書いているので是非読んでみてください


