旦那が妊娠中に泣いたのは、娘が生まれて対面できた「その瞬間」だけでした。
普段はどちらかというと涙を見せないタイプの彼、感情の起伏も激しくない彼が娘に会った瞬間流した涙。
あの涙は、彼なりの「パパになった瞬間」の証だったのかもしれません。
私が妊娠中は感情の起伏があまりない彼と温度差を感じる時が時々ありました。
そんな彼に「お腹の中の子を一緒に感じてほしい」と思い、妊娠中にサプライズをしました。
小さな工夫でしたが、サプライズを通して、彼はしっかりとパパになる準備をしていることが確認できました。
そして、2人で心を通わせることができたのではないかと思います。
今回はそんな彼との記録です。
サプライズ1:謎を解いて辿り着く「性別発表」
赤ちゃんの性別がわかった日、私はジェンダーリビールのサプライズとして、旦那にオリジナル謎解きゲームをプレゼントしました。

実は彼、謎解きやクイズが大好きで、ありきたりな発表よりも「自分で謎を解き明かして答えに辿り着く」ほうが絶対に楽しんでくれると思ったんです。
だからこそ、最後の答えが「女の子」になるように、クイズの順番やヒントの出し方まで試行錯誤して、世界にひとつだけの謎解きジェンダーリビールを作りました。
「まさか謎解きで性別知るとは思わなかった(笑)」
そう言って笑いながらも、目をキラキラさせて解いてくれた旦那を見て、「あぁ、やってよかったな」と思えた瞬間でした。
サプライズ2:出産予定日までの100日カウントダウンカレンダー
出産予定日まであと100日になったとき、私は「100日カウントダウンカレンダー」を作りました。


1日ずつめくっていける日めくりタイプのカレンダーで
・この時期は赤ちゃんのどこが成長してるよ
・パパにこれお願いしたいな
・今日は一緒に〇〇しよう!
など、ただの日数カウントではなく、毎日小さなメッセージを込めて書きました。
彼は毎朝めくるのを楽しみにしてくれていて、「今日は何書いてあるかな」って嬉しそうに笑う姿が、私にとってのご褒美でした。
出産が終わりしばらく経った現在も、最後のページに書き留めたメッセージをずっと飾ってくれています。
娘の誕生、そしてあふれた涙
そして迎えた出産当日。
緊急で帝王切開になってしまい立ち会い出産ができなかった彼は、私の手術が終わるまでの間に初めて娘との対面。
その瞬間、静かに涙を流していたと後から母に聞いて、「そっか、ちゃんとパパとして、感情を抱いてくれてたんだ」って胸がいっぱいになりました。
後から彼に聞いてみたところ、「手術中ずっと気を張っていたからほっとして涙出た」と言っていました。
それでも涙が出たのは一瞬で、私が手術室から出てくるまではずっと気を張っていたと言っていました。
さいごに:妊娠は、ふたりのものだった
妊娠中は、ママになる自分が主役になりがちです。
だけど、小さな工夫で、パパになる彼とも心を通わせることができた気がしました。
サプライズは派手なものでなくてもいいと思います。
謎解きでも、カウントダウンでも、「一緒に感じてほしい」という想いを込めることが大切なんだと思います。
この記事を読んでくれたあなたへ
妊娠中、パートナーとの気持ちの温度差に悩む人もいるかもしれません。
でも、涙を流さない人も、無口な人も、ちゃんとパパとしての気持ちを育ててくれているはずです。
あなたの優しさと少しの工夫で、ふたりの妊娠生活はもっとあたたかく、幸せになっていくはずです。
その想いが、赤ちゃんに届く日がきっと来ます。
妊娠、出産の体験談は他にも投稿しているのでぜひ読んでみてください。
その他色々な投稿をしているので、ぜひ読んでみてください。