それは本当に子供の為なのか?「犯罪心理学者が教える子供を呪う言葉・救う言葉」

読書

私には2025年3月に子供が産まれ、毎日いろんな事を考えながら子育てをしています。

「将来どんな子になるんだろう」そんな事をふと考えました。

これから子育てをしていくのに、子供にとって1番身近な大人になる両親。

両親の言動、行動全てが子供の将来に関わってくると思い、今の自分はどうなのか、どんな行動、言葉使いをしていくべきなのかという物を考え本を探していると、気になるタイトルを見つけました。

それが「犯罪心理学者が教える 子供を呪う言葉・救う言葉」でした。

本の基本情報、概要

著者

出口保行(でぐちやすゆき)

犯罪心理学者

にじゅう1985年に東京学芸大学大学院教育学研究科発達心理学講座を修了し、同年国家公務員上級心理職として法務省に入省。以後全国の少年鑑別所、刑務所、拘置所で犯罪者を心理学的に分析する資質鑑別に従事。心理分析した犯罪者は1万人を超える。

「全力!脱力タイムズ」にレギュラー出演しているほか、情報番組等で犯罪解説を行なっている。

概要

1万人を超える犯罪者、非行少年たちの心理分析を行なった経験から得た「大人(保護者)」の特徴や子供にとって呪いのようになってしまう「言葉」について書かれた本。

「大人」がよかれと思ってやっていた事も、子供にとってはいい迷惑な事も…

自身の子育ての方針や子育て観について振り返る事ができる本です。

本書で得た「気付き」

親が陥りがちな「確証バイアス」

確証バイアスとは

心理学用語
自分に都合のいい情報ばかりを集めてしまう事。

親は確証バイアスによって子育て方針の修正が難しくなってしまう事がある。

正しいと思った情報にだけ目がいき、それ以外の否定的な情報などは無視してしまう。結果思い込みが強固になり、かたよった判断をするようになってしまう事がある。

その結果、子供の発するSOSに気づかなくなってしまう。

子供は自分の気持ちをストレートに伝える事が難しいので、ちょっとした口答えや、やる事をやらないといった小さな変化で表現するので、わかりにくいもの。

確証バイアスを抜け出す為には、自分のやっている事が押し付けになっていないかを検討する機会を持つのが大事。

例えば、夫婦でよく話し合うなど、自分以外の考え方を知るなど。

家庭の中でも起こる「刑務所化」

刑務所化とは

プリゾニゼーション(刑務所化)とは

刑務所での生活に慣れてしまい、個性や積極性を失ってしまう事。

刑務所では、常に職員の指示に従って行動する事を求められるのでそれに適応した結果起きてしまう。

親が高圧的な態度で接して、子供の意見を無視していると、家の中でさえ刑務所化する事もある。

「気をつけて!」が共感性を破壊する

過保護、過干渉によって共感性が育つ機会が奪われてしまう事もる。

自分の子供にイヤな思いをさせたくない気持ちから、なんでも先回りして「気をつけて!」と言い続けてしまうと…

自分で察知して判断する能力や、共感性の成長するための経験のチャンスを失ってしまう。

親の気持ち的には「よかれと思って」なんでもやってあげたくなってしまいそうですが、経験にはポジティブな面もネガティブな面もあり、失敗して落ち込んでも、それが成長につながっていきます。

本当に危険な事はもちろん止める必要はあるが、あえてチャレンジをさせてみて、失敗をさせてあげるのも子供の為になる。

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まとめ

今回は出口保行さんの著書「犯罪心理学者が教える子供を呪う言葉・救う言葉」の紹介をしました。

非行に走ってしまった少年少女達が親からかけられてきた言葉、育ち方を知る事ができます。

親からしたら「よかれと思って」でも、子供達からしたらそれが「呪いの言葉」になってしまうかもしれない事を知り、より自分の言葉、行動には責任を持とうと考えるきっかけになりました。

私は子供が産まれたばかりなのでこの本に書かれている事を実践するのはもう少し先になりますが、今回この本を読んで、自分の子育て方針の大部分を決める事ができました。

特に確証バイアスなんかには本当に陥ってしまいそうなので、何かが起きてしまった時にではなく、日頃から夫婦で話し合いをして、自分のやっている事が正しいのかの確認をしていこうと思いました。

これから子育てをしていく私にはかなり刺さりました。

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