みなさんは、資産形成をどうしていますか?
私は、貯金と株式投資で資産を形成しています。
2020年から株式投資を始め、最初は投資信託の積み立てからスタートしました。
その後、会社の持ち株や米国株にも投資するようになり、少しずつ投資への割合を増やしていきました。
そんな私が日本株に興味を持つきっかけになった本が、今回紹介する『オートモードで月18.5万円が入ってくる「高配当」株投資』です。
それまで日本株にはあまり触れていませんでしたが、本書を読んだことで高配当株投資の魅力を知り、今ではポートフォリオの中でも日本株が一番大きな割合を占めています。
本書では、「配当金を月18.5万円もらうにはどうすればいいのか」という目標をもとに、配当株投資の基本や、投資する企業を選ぶ際に見るべき指標などが分かりやすく解説されています。
実際、私も本書で学んだ知識が、現在の企業分析の基本になっています。
この記事では、そんな『オートモードで月18.5万円が入ってくる「高配当」株投資』を読んで、私が特に勉強になったポイントや、実際の投資に活かしていることを紹介します。
本書の基本情報
📖著者:長期株式投資
1977年熊本生まれ。日本の配当株を中心に投資する個人投資家。
2004年から株式投資を始め、新興市場の個別銘柄への投資でライブドアショックを経験し、大きな損失を抱えました。
その経験をきっかけに、2009年から大型配当株を中心とした投資へとスタイルを変更。その後は安定的に資産を増やし、2023年には配当金が年間378万4014円、運用資産は1.5億円を突破しました。
同年には長年勤めた会社を早期退職し、現在は配当金を主な収入源として生活しています。
📖概要:
今でこそ配当金を主な収入源として生活している長期株式投資さんですが、決して順調に資産を増やしてきたわけではありません。
7年間にわたって含み損を抱えた経験もあり、失敗を乗り越えながら長年の投資経験と勉強を積み重ねてきました。
本書では、そんな長期株式投資さんが高配当株投資をするうえで重要だと考える投資指標を紹介し、実際にその指標を使って長期保有に適した銘柄を見つける方法を解説しています。
さらに、投資を無理なく継続するための仕組み作りや、暴落時の考え方・対応についても紹介されています。
高配当株投資を始めるために必要な基本的な考え方を、幅広く学べる一冊です。
本書を読んで得た気付き
本書で得た「気付き」①:リスク回避率を10倍上げる3つの投資指標
どの企業に投資するかを決めるとき、感覚だけで投資していては安定した運用は難しくなります。
本書では、初心者がまず覚えておきたい投資指標として、「配当利回り」「EPS」「PER」の3つが紹介されています。
1. 配当利回り:1年間の配当によるリターンが、投資額の何%となるのか表した物。
2. 1株利益(EPS):1年間にその会社がいくら稼いでいるのか、1株あたりで表した物。
3. 株価収益率(PER):株価が1年間の利益の何倍になっているか表した物。
本書では、この3つの指標を覚えるだけで終わらず、それぞれの意味や数字の変化を理解し、解釈を深めていくことが重要だと説明されています。
私も本書を読んでから、この3つの指標は投資をするときに必ずチェックするようになりました。
「配当利回りが高い=良い」というわけではない
高配当株を探していると、どうしても「配当利回りが高い銘柄」に目が行ってしまいます。
しかし、配当利回りは株価によって変化するため、利回りが高いからといって、その企業が優良企業とは限りません。
例えば、1株1円の配当なら、株価100円では配当利回り1%ですが、株価50円なら2%になります。
つまり、株価が下がったことで配当利回りが高く見えているケースもあります。
そのため、高配当株に投資するときは、現在の配当利回りだけを見るのではなく、過去の配当実績や業績も確認して、今後も配当を維持・増加できそうかを考えることが重要です。
本書では、最低でも過去5年間の減配の有無を確認し、さらに精度を上げるなら、リーマンショックのような株価暴落時に減配しているかどうかを見ることがすすめられています。
私自身も現在は、配当利回りだけで判断するのではなく、配当が長期的に維持・増配されているか、そしてその配当を支えられるだけの利益があるかまで確認するようにしています。
EPSで「稼ぐ力」を見る
EPSは、企業がどれだけ利益を生み出しているのかを見るために重要な指標です。
EPSが毎年どのように変化しているのかを確認することで、企業の利益が成長しているのか、それとも減少しているのかを把握できます。
本書では、EPSも最低5年間の推移を見ることがすすめられています。
私も現在は、EPSを単年の数字だけで見るのではなく、長期的に成長しているのか、途中で大きく下がっている年はないかを確認するようになりました。
PERで「割安・割高」を見る
PERは、株価が1株あたりの利益に対して何倍になっているのかを表す指標で、株価が割安なのか割高なのかを考えるときに使います。
一般的にはPER15倍前後が一つの目安とされていますが、業種によって平均的なPERは大きく異なります。
そのため、慣れてきたら単純に「PERが低いから割安」と判断するのではなく、同じ業種の企業と比較してみることが重要です。
私もこの本を読んで、投資をするときに見るべき基本的な指標を学びました。
実際に購入する銘柄を探すときは、今でも配当利回り・EPS・PERには必ず目を通しています。
そして最近では少しレベルアップして、過去10年間くらいの推移を確認し、数字が大きく下がったときには「なぜ下がったのか」まで調べるようになりました。
本書で学んだ3つの指標を入り口にして、企業の数字を「見る」だけではなく、「なぜこうなっているのか」まで考えるようになったことは、私にとって大きな変化でした。
本書で得た「気付き」②:暴落をチャンスとして考える
これから株式投資を始めたい!という方には、少しびっくりするかもしれません。
株式市場では、暴落が定期的に発生します。
2006年のライブドアショックや2008年のリーマンショック、最近では2020年のコロナショックなど、株式投資の歴史を少し振り返っただけでも、暴落は避けて通れないものだと分かります。
日経平均が「○○円超下落」といったニュースが流れるので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
では、そんな暴落が起きたとき、どうすればいいのでしょうか。
本書での結論は、暴落時だからといって特別なことをするのではなく、これまで学んだ投資手法を使って、普段と同じように投資を継続することです。
暴落時は株価が大きく下がるため、追加投資をするのは精神的に怖く感じます。
しかし、企業の業績や財務状況に大きな問題がないのであれば、株価が下がったことで、以前よりも安い価格で株を購入できるチャンスとも考えられます。
もちろん、「株価が下がった=必ず買い時」というわけではありません。
業績が悪化しているなど、企業そのものの価値が下がって株価が下落している可能性もあるからです。
また、業績や配当が安定している企業であれば、暴落=必ず減配というわけではありません。
※もちろん、暴落をきっかけに減配される企業もあります。
暴落時の追加投資は、気持ち的には怖く、不安になると思います。
それでも、長期的に保有したいと思える企業を適正な価格で購入できれば、配当金というインカムゲインを得ながら、将来的に株価が回復した際にはキャピタルゲインも期待できます。
私自身、この本を読んだことで「暴落は避けるものではなく、長期投資家にとってはチャンスにもなり得る」という考え方を学びました。
その後、実際に投資を続ける中で、株価が下がったときには企業の業績や財務状況などを確認し、「なぜ株価が下がっているのか」を考えるようになりました。
本書を読んだ当時は、暴落時でも感情に流されず、長期的な視点を持って投資を続けることの大切さを学べたことが、大きな気づきでした。
最後に
今回は、長期株式投資さんの『オートモードで月18.5万円が入ってくる「高配当」株投資』をレビューしました。
この記事で紹介したのは、本書から得た学びのほんの一部です。
高配当株投資の基本や投資指標の見方、暴落時の考え方など、他にもたくさんの気づきや学びを得ることができました。
株式投資に挑戦してみたい方や、高配当株投資に興味がある方には、特におすすめしたい一冊です。
私自身、本書で紹介されている「1株投資」を実際に取り入れ、少しずつ日本株を購入しています。
その結果、先日年間でもらえる配当金が9万円を超えました!
もちろん、ここまでの投資がすべて順調だったわけではなく、株価の暴落も経験しました。
それでも、本書で学んだ長期的な視点を持つことで、慌てて投資をやめることなく、少しずつ資産形成を続けられています。
まだまだ目標には遠いですが、これからも無理のない範囲で少しずつ資産を増やしていこうと思います。
他にもブックレビューや子育てについて、趣味などの記事を書いています!ぜひ読んでみてください。





