今回は配当太郎さんの「年間100万円の配当金が入ってくる最高の株式投資」の紹介、レビューをして行きます。
この本を読んだきっかけは、私自身配当株投資はすでに初めているのですがまだ年間10万円程度の配当金しか受け取れていません。
なかなか増えない配当金に、「何かやり方が間違っているのか」「失敗しているのか」焦りを感じている時にこの本を見つけ、タイトルに惹かれました。
この本にはすぐに配当金が増えるような裏技などはありませんが、しっかりと企業分析を行い、コツコツと積み立てていけばいつかは成果を感じることができることを学べました。
「配当株投資を始めたけれど、なかなか配当金が増えない…」そんな悩みを持つ方にこそ読んでほしい一冊です。
本の基本情報、概要
📖著者:配当太郎
学生時代に株式投資を始め、リーマンショックを経て、配当株投資に目覚める。
大型株を中心に投資し、保有株の9割は年々配当金が増えていく「増配銘柄」がしめる。
Xのフォロワーは7万5000人を超え、毎日配当株投資に関する情報を発信している。
📖概要:配当金を得る“インカムゲイン重視”の投資法をわかりやすく解説した一冊。株価の上下に一喜一憂せず、増配企業や優良高配当株を長期保有して「お金が働く仕組み」をつくることを提案しています。年間100万円という具体的な目標を掲げ、段階的に資産を育てる実践的なアプローチが学べます。
本書で得た「気付き」
本書で得た気付き①:目先の利益に目を奪われない
本書を通してずっと書かれている事です。
1年や2年という短い時間で資産を3倍、10倍にするのはとても難しい話で、配当株投資で成果を実感するには、最低でも10年くらいの時間軸で取り組む必要があります。
その長い時間軸の中で1番のリスクは、中途半端な状態でやめてしまうこと。
大きな利益が出ない状況から、その状況に焦れてしまったり、他の投資に目移りしてしまい、配当株投資をやめてしまうと、ダルマ式にどんどん積み上がっていく配当金ダルマの成長速度が急激にダウンしてしまいます。
保有している配当株を手放してしまうと完全にストップしてしまいます。
本書で得た気付き②:配当株を買うベストなタイミングは?
自分のペースで粛々と買い進めるのが1番!
一時の株価にとらわれずに時間軸をフルに使い、長いスパンで株を買い進めていく。
今の株価は確かに高いかもしれないが、10年前からその株を持っている人からしたら少しくらいの株価の変動は気にならないです。
自分が「今」株価の高い時に購入してしまったとしても、10年後は今の株価よりも上がっていれば何にも気になりません。
下がるタイミングをじっと待っていると、なかなか買えずに株は増えず配当金ダルマは成長してきません。
高くても横ばいでも「適正水準」ならどんどん買い進めていくことが重要です。
「1株当たり利益(EPS)」が上がったことで注目が集まり、その結果株価が上昇したのならそこが「適正水準」です。
本書で得た気付き③:配当株投資との向き合い方
「配当株投資=高配当株を買う」という意識を捨てる。
すでに配当株投資を始めている人の中には、「配当株投資とは、要するに高配当株を買えば良いのだろう」と決めつけてしまう人が多いです。
私も本書を読むまではそう思っていました。
上手く成長が続いてくれれば何も問題は無いですが、その時点でいくら高配当でもそこがマックスの状態で、その後は減配するだけということもあり得ます。
減配になれば株価も下がるので、2重にダメージを受けてしまいます。
そうならない為には今の配当利回りだけで判断するのではなく、その理由を背景を含めて理解すr必要がある。
現時点では高配当ではなくても、業績やEPS、ホームページを見れば、今後の配当金が上がっていくかどうかが推測できます。
そこで株を買って5年くらい経った頃に、「所得利回りで見ると高配当になっている」と気づくのが1番良いスタイルなのではないかと書かれています。
まとめ
今回は配当太郎さんの本「年間100万円の配当金が入ってくる最高の株式投資」を読んで学んだことを書いてみました。
私は少しでも早く配当金で生活できるようになりたい!!と思いながら投資をしていて、なかなか増えない配当金、お金に少し焦り始めていました。
この本を読み終えて、配当株投資は長いスパンで考える事を学び、「焦らず今できることをやっていこう!」と考える事ができました。
「焦らずに自分のペースでコツコツ積み立てる」この本はそんな投資の本質を思い出させてくれる1冊でした。
これから投資を始める方も、もうすでに投資をしている方も、是非手に取ってみてください!
他にもブックレビューや子育てについて、趣味などの記事を書いています!ぜひ合わせて読んでみてください。






