どうも、たいがーです。
314エーカーの森に誕生したくまさん、元気に成長中です!そんなくまさんの為に日々試行錯誤しながら子育てを頑張っています。
今回はタミータイムについてのお話。
赤ちゃんの育児って、本当にたくさんの情報にあふれていますよね。
「○ヶ月で寝返り」「毎日○分タミータイム」…「それ、本当に全部やらないといけないの?」と戸惑う方も多いのではないでしょうか。
私も戸惑った1人です。そして、タミータイムをやらないで育児をしている1人です。
この記事では、赤ちゃんの発達に良いとされる「タミータイム(うつぶせ遊び)」についてご紹介しつつ、「代わりになる関わり方」や「やらない育児」という考え方にも触れていきます。
親も赤ちゃんも、もっとラクに、もっと笑顔で過ごせますように。
タミータイムってなに?
タミータイムとは、赤ちゃんをうつぶせにして過ごす時間のこと。
生後すぐから取り入れることができ、筋力や運動能力の発達を促す大切な時間と言われています。
「うつぶせにすると赤ちゃんが嫌がる…」という声もありますが、短い時間から少しずつ慣れさせていくのがポイントです。
タミータイムのメリット、デメリット
タミータイムのメリットやデメリットについて色々と調べてみました。
タミータイムのメリット
運動機能の発達をうながす
うつぶせになることで、赤ちゃんは首、肩、腕、背中、体幹の筋肉をバランスよく使います。
これは将来の寝返り、ずりばい、ハイハイ、つかまり立ちなどにつながっていきます。
特に首すわり前の時期に、首の筋肉を鍛える効果が高いです。
斜頭症(頭の形のゆがみ)の予防
仰向けで長時間過ごすと、後頭部が平らになる「斜頭症」になりやすい傾向があります。
タミータイムによって頭にかかる圧力を分散できるため、頭の形を自然な丸みに近づけやすくなります。
感覚統合を促す
赤ちゃんはうつぶせになることで、床の感触・視界の変化・重力の感覚などを全身で感じ取ります。
これらはのちのバランス感覚、姿勢制御、注意力などに関係する「感覚統合」の基礎になります。
好奇心や自発的な動きが増える
顔を起こして周りを見る経験は、赤ちゃんの「自分で見たい・動きたい」という意欲を引き出し、これが精神的な自立や自信の芽生えにもつながっていくそうです。
親子のコミュニケーションタイムになる
一緒に声をかけたり、おもちゃを見せたりすることで、赤ちゃんが安心しながら発達できる時間になり、短時間でも愛着形成に役立ちます。
タミータイムのデメリット・注意点
赤ちゃんが嫌がることがある
特に生後まもない頃や、首がまだ弱い時期は不快に感じて泣くことも多いです。
無理に続けると、タミータイム=イヤな時間になってしまい逆効果。
消化中に行うと吐き戻しやすい
授乳後すぐのうつぶせ姿勢は、ミルクの逆流(吐き戻し)を招くことがあります。
食後30分はあけるなど、タイミングに注意が必要です。
保護者の見守りが必須
目を離していると、顔がマットに埋もれたり、うつ伏せのまま苦しくなったりするリスクがあります。
絶対に目を離さず、安全に行うことが前提です。
「やらなきゃ」のプレッシャーになることも
情報が多すぎて、「やらなければ発達が遅れるのでは?」と親が不安になってしまうことも。
赤ちゃんのペースでよいという視点を忘れずに。
やらないとダメ?実はそんなことはない
「タミータイムをしない=悪い育児」では決してありません。
赤ちゃんの発達は一人ひとり違いますし、うつぶせが苦手な子もいます。
そういう場合は、無理にやらせず、他の関わり方でも十分に発達をサポートできます。
タミータイムの代わりになること
「うつぶせを嫌がってしまう…」「毎日は難しい…」そんなときは、無理にタミータイムをさせなくても大丈夫です。
タミータイムの代わりになることはないかを調べていると、日常の中で、赤ちゃんの体の発達をサポートできる方法がいくつもありました。
ママ・パパの胸の上でうつぶせ
赤ちゃんをごろんと自分の胸の上に乗せて、うつぶせにするだけ。
赤ちゃんは親の心音や呼吸を感じられて安心しやすく、タミータイムのような効果が自然に得られます。
親が軽くリクライニングして、赤ちゃんの顔が横に向けられるようにすると快適です。
私たちもよくやっています!
抱っこ紐での縦抱き
縦抱きでお出かけや家事をしているとき、赤ちゃんは自分の首や背中を支えようと自然に筋肉を使っています。
これも立派な体幹トレーニングになっているそうです。
※特に新生児期〜首すわり前には、しっかりと頭を支えるサポート付きの抱っこ紐を選びましょう。
私たちは、BabyBjornの抱っこ紐を新生児の時から使用しているのですが、取り付け、取り外しもしやすくおすすめです!
プレイマットやお布団の上での自由な寝転び
うつぶせが難しくても、仰向けで自由に手足をバタバタ動かせる時間はとても大切です。
床の上でのびのびと動けるようにすると、自然と首・腕・足・背中の筋肉が刺激されます。
テレビ・スマホを見せすぎず、赤ちゃんが自分で動きたい気持ちになれるように工夫してみましょう。
腹ばい遊びの工夫(タミータイムのやさしいバージョン)
完全なうつぶせが難しいときは、「ちょっとだけ前傾姿勢」でも大丈夫です。
- タオルを丸めて胸の下に入れる
- ふわふわのクッションの上に腹ばいになる
- 鏡やおもちゃで興味を引きながらやる
少しずつ慣らすだけでも、筋力や姿勢づくりにつながります。
会話・歌・アイコンタクトの時間を大切に
一見運動とは関係ないように思えるかもしれませんが、赤ちゃんの視線を動かす・表情を作ることも、首や顔まわりの筋肉を刺激します。
パパママが正面から優しく語りかけるだけでも、赤ちゃんはしっかり反応してくれています。
赤ちゃんの体は、特別な「体操」や「訓練」ではなく、日々のふれあいで育っていきます。
タミータイムが難しい日があっても、焦らずに、赤ちゃんとの自然な時間を大切にしてくださいね。
やらない育児という考え方
近年、「やらない育児」という言葉が少しずつ広がっています。
それは「サボる」という意味ではなく、必要なことを見極めて、あえてやらない選択をする。という育児スタイルです。
- 情報に振り回されすぎない
- 赤ちゃんの個性に寄り添う
- 親が無理をしない
そうすることで、親子ともに心地よく過ごすことができるようになるのではないでしょうか。
まとめ
タミータイムは赤ちゃんの発達にとって有益な時間。
でも、苦手な子に無理にやらせる必要はありませんし、他にも代わりになる関わり方はたくさんあります。
一番大切なのは、赤ちゃんと一緒に笑顔で過ごす時間です。
今はインターネットですぐに調べることができますが、たくさん情報がありすぎて、戸惑ってしまう事やなにが正解かわからなくなってしまう事が多いです。
育児にはこれが正解というものはありません。
みなさんと赤ちゃんにとって心地よいペースで、かわいい赤ちゃんと育児を楽しみましょう!

